店舗デザインや内装にはしっかりこだわるべき理由がある

店舗を作るためには、店舗デザインをどのようなものにするかがとても重要なポイントとなります。こちらの記事では床、照明、椅子の3点をどのように意識してデザインすれば良いか説明します。さらに予算があまりない場合に注意すべきことも知っておきましょう。
これから自分が経営していく店舗を作りたいなら、店舗デザインをどのようなものにするかをしっかりと考えておくべきでしょう。店舗や内装デザインで必ずこだわっておくべきポイントは、床、照明、椅子の3点です。これらをお洒落でこだわったものを選ぶかどうかで店舗のイメージは大きく影響するのです。どのように意識すれば、顧客の心をしっかりとつかめるデザインを作り出せるでしょうか。

店舗の床デザインを選ぶ際のポイント

店舗デザイン

まずは床材をどんなイメージにするかを考えていきます。床というのは、面積がとても広い分その店舗のイメージが大きく影響するので、あとで後悔しないようしっかりと考えておきましょう。一言で床と言っても、そのデザインにはフローリングやモルタル、フロアタイルなど大きく分類しただけでも色んな種類があります。
まず、自分の店舗をどのようなイメージにしたいのかを思い浮かべましょう。ナチュラルなイメージを出したいならフローリングが最適です。高級なイメージを醸し出したいならフロアタイルが良いですね。フロアタイルには石粒や木目、さらにオニックスなどの色んな模様を選ぶことができます。さらに無機質でお洒落な空間を目指すなら、モルタルがおすすめです。
床のデザインが決まったら、次は床材の貼り方も考えていきましょう。床材をどのように貼るかでもそのイメージはかなり変わってきます。斜めに貼っていく「斜め貼り」、市松模様がとても綺麗な「市松貼り」、床材のつなぎ目を揃えて貼っていく「すだれ貼り」、間隔を合わせて綺麗に貼っていく「りゃんこ貼り」、さらに直角になるようにして貼っていく「ヘリンボーン貼り」などもあります。
「こうやって貼ったらこんな仕上がりになる」と貼り方のイメージに合わせて床材を選んでいくようにしましょう。床は見ていないようで、意外とお客さんが見ている箇所でもあるので、しっかりとこだわるようにしたいですね。自分の好きな店舗があるなら、参考にするために床材をチェックしておいても良いですね。

店舗の照明デザインを選ぶ際のポイント

店舗デザイン

次に考えていくのは、店舗に使用する照明です。照明は灯りをともすのが目的ではありますが、ただ単純に明るくするだけが目的ではありません。照明のデザインや明るさの度合いにもしっかりとこだわることで、店舗のイメージに大きく貢献することができるのです。実際に店舗にどのような照明を使っているかが、売上にもかなり影響するとも言われています。自分の目指す店舗のイメージに1番役立ってくれる照明を選ぶようにしましょう。
店舗でよく使用されている照明は、やはり「ペンダントライト」でしょう。他にも天井に埋め込まれた形になっている「ダウンライト」も人気があります。店舗の一部を目立たせてイメージを強くさせる「スポットライト」、さらに「シャンデリア」ならば店舗のグレードを一気に上げて、高級で優雅なイメージを持たせることも可能ですね。
照明を選ぶ際には、ライトの明るさにも気を付けておく必要があります。この明るさによって、演色性といって店舗にあるものがどのように見えるかが違ってきます。洋服店などで「店舗で見たときはすごく魅力的な色合いに見えたのに、家に帰ってみたらそうでもなかった」ということがありますよね。あれは、この演色性をとてもうまく利用している結果なのです。飲食店においても料理が美味しそうに見えることで、実際に食べたときの感想にも影響してくるわけです。検討している照明を実際に使ってみて、店舗全体で利用した時の明るさがどのくらいのものになるかをしっかりとイメージしましょう。

店舗の椅子デザインにもしっかりとこだわろう

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店舗を作るためには、椅子は絶対に欠かせないものですよね。こちらもやはり、どんな椅子をチョイスするかで店舗全体のイメージに大きく影響してくるので、ぬかりがないようにしっかり選びたいものです。実際に座ってみて座り心地の良さを確認してみるのはもちろん必要です。そしてそれに加えて目指す店舗のイメージにきちんとマッチしているかも検討しましょう。
椅子の種類にも様々なものがあります。レトロなイメージで絵本に出てくるような雰囲気を出したいなら「ロッキングチェア」があります。座り心地を重視したいなら「イージーチェア」が安定していますね。さらにシンプルで無機質なイメージを目指すなら「アントチェア」、背もたれがYのようになっていて個性的な「ワイチェア」、とにかくデザイン性にこだわるなら「デザイニングチェア」などもあります。
この他にも色んなタイプの椅子があるので、とにかく色んな店舗を見たりしてぴったりくるものを探しましょう。

さらに店舗によっては、椅子だけでなくソファーがドーンと置かれている場合もありますね。顧客としての感想としては、やはり「とっても豪華そうだな」と感じますし、実際テンションが上がるものです。
もちろん予算も考えなければいけませんが、全体の店舗のイメージをよく考えて椅子選びをしましょう。椅子だけ、ソファーだけにするのではなく、どちらも置いてみるのもまたお洒落な雰囲気で良さそうです。やはり自分の店舗のイメージをしっかりとふくらませて、どんな椅子を迎えるかを考えましょう。

予算があまりない際に注意しておきたい点とは

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店舗を新しく作るためには、上記で触れた床や照明、椅子などを考えて予算を組まなければいけません。さらにオープンさせるまでに店舗の内装を工事する必要がある場合には、業者によっては工期が延びてしまうことも有り得ます。一般的には20坪程度の広さの店舗なら、1ヶ月程度の工事期間が必要となります。
しかしそれ以上に延びるとなると、まだ店舗はオープンしていないのに家賃は支払わなければならず、その支払う料金がさらに必要となることになります。さらに仕上げるまでに追加で工事をしなければならない場合もあるので、予算は店舗で全部使ってしまうのではなく、ある程度は残しておき余裕を持っておくようにしましょう。
さらに店舗デザインをするためには、店舗デザインを請け負ってくれる業者に依頼することになります。デザイン会社はとても多くありますから、価格だけで選ぶことがないように注意しておきたいですね。
店舗デザインをするにはかなり長い期間その業者との話し合いを重ねていくことになります。最初の顔合わせの時点で何か違和感がある場合には、妥協することなく別の業者との契約を検討するようにしましょう。どのデザイン業者を選択するかで、店舗デザインが成功するかどうかは決まるとも言えるのです。デザイン業者の比較にはどうしても時間や手間がかかるものですが、ここを短縮したりせず丁寧に検討していくことが大切なのです。店舗全体との予算とも相談しながら、最も良い業者を選んでください。

店舗デザインをするためには、全体がどのようなイメージにしたいかを考えた上で、床、照明、椅子をどんなものにするかを選ぶ必要があります。さらに実際に工事が始まったらどの程度期間が必要になるかも、余裕を持って考えておきたいものです。店舗デザインにはデザイン制作をしてもらう業者が必要にかりますから、どこに依頼するかを予算と相談しながら決めていく必要があるでしょう。考えないといけないことが多くて大変ではありますが、最高の店舗を完成させるためにも頑張ってください。